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長谷川和彦 革命的映画術

¥1,650 税込

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2022年7月9日から15日まで渋谷ユーロスペースにて行われた特集上映「長谷川和彦 革命的映画術」の開催記念出版物。「青春の殺人者」「太陽を盗んだ男」のシナリオ最終稿を完全掲載。1976年に公開された「青春の殺人者」は、千葉県で実際に起きた親殺しの事件を下敷きにした中上健次の短編小説をもとに、脚本家の田村孟が執筆し映画化。予備校生の順が抱えるやり場のない怒りや悲しみを水谷豊が見事に演じ、第50回キネマ旬報ベスト・テンで主演男優賞を受賞。当時17歳の原田美枝子が幼なじみであるケイコに扮し、大胆なヌードを披露して話題を呼んだ。1979年公開の「太陽を盗んだ男」は、平凡な中学校教師が自ら製造した原子爆弾で国家に対峙するというレナード・シュレイダー原案のアクション映画。主演の犯人役を沢田研二が、その彼をとことん追い詰める刑事を菅原文太が演じカルト的な人気を誇った。その最終稿のシナリオと本編は一致しているのか? 観てから読むか、読んでから観るか。長谷川の「革命的映画術」を解き明かす最良のテキストとなるはず。そして、映画評論家の相田冬二や賀来タクト、映画監督の斎藤久志や樋口尚文が、監督・脚本・出演した全7作品をレビュー。さらに、映画評論家・イラストレーター・漫画家として活躍する三留まゆみが、長谷川和彦という人間を論じる。一斉のタブー無きストーリーと革新的な発想で映画を構築する長谷川和彦監督の世界を表現している。

目次
シナリオ 青春の殺人者/田村 孟
青春の殺人者 論/相田 冬二
イントロダクション 文/溝樽欣二
長谷川和彦・論 文/三留まゆみ
長谷川和彦 プロフィール
青春の蹉跌 論/賀来タクト
宵待草 論/斎藤久志
性盗ねずみ小僧 論/斎藤久志
濡れた荒野を走れ 論/賀来タクト
夢二 論/相田冬二
太陽を盗んだ男 論/樋口尚文
シナリオ 太陽を盗んだ男 レナード・シュレイダー/長谷川和彦

判型 A5
頁数 164

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